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ノートPCをモバイルバッテリーで充電

約356日前 2020年12月5日17:20
疑問解決
デバイス

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2020/12/5 投稿

1. 背景


カフェ等にノートPCを持ち込んで作業する際、気になるのがwifiと電源の有無です。
最近のお店はほとんどがwifi対応していますのでネット接続で困ることはないです。
しかし、電源に関しては自由に使用可能なコンセントが無い場合があるので注意して場所を探しています。

外出先でスマホの充電に使えるモバイルバッテリーは、電池の容量が増えて便利になりました。
このバッテリーをノートPCの充電に使用する方法があります。
それをこれから紹介します!

2. 注意事項


後半ではPD非対応のノートPCを充電する方法を紹介しています。
一応動作確認は取れていますが、保証することはできません。
完全に自己責任でお願い致します。
ちなみにこの方法ではノートPC側にUSB Type-Cポートが無くても充電が可能です。

3. PDとは?


Power Delivery の略で、
USB Type-Cを利用してスマホやタブレットを超急速充電可能な給電規格です。



その最大の特徴は最大100Wの出力で給電可能という点で、これまでのUSB給電の10倍~20倍程度の能力があります。

このPDを使用することで、
・これまでよりも早く充電ができる
・USBで充電できなかった機器が充電できるようになる
といったメリットがでます。

ノートPCのような電力を多く使う機器を充電する際はだいたい60Wは必要ですので、従来のUSB規格では充電ができませんでした。

最近ではPDポートを備えたノートPCが増えてきており、USB経由で給電可能になりつつあります。

4. 充電


USBで充電可能ということはモバイルバッテリーで充電可能ということです。
最新のモバイルバッテリーは電池容量も増えており、ノートPCの充電に使えるレベルになっています。

USB Type-CでノートPCを充電する場合、PC側のUSBポートがPDに対応している必要があります。



モバイルバッテリーを選ぶ際に注意すべき点が2つあります。
「電池容量」「出力」です。



電池容量は言わずもがな、大容量であるほど良いです。
(背反としては重くて再充電に時間が掛かる点が挙げられます)

次に出力です。こちらがかなり重要です。
PDに対応したモバイルバッテリーはたくさんあるのですが、少なくとも「出力が60W以上」の製品を選ぶようにしましょう。

中には45Wのモバイルバッテリーもありますが、給電能力が足りない可能性があります。
30Wは試してみましたがダメでした。

私のノートPCは65W必要な機種なのですが、30Wでは充電が始まったり途絶えたりの繰り返しでまともに充電できませんでした。60Wなら問題無く充電できました。

5. PD非対応のノートPC


まさに私が使っているノートPCです。
IdeaPad S540

USB Type-Cのポートが1つあるのですがPD非対応です。
出先で充電したくても出来ないことが多々あり、モバイルバッテリーで充電できたら良いのになぁと思っていました。

そんなときに見つけたのが
DCプラグ付きのUSBケーブルです。
タイプC USB-C入力、DC 4.0 * 1.7mm電源PD充電、ラップトップ18-20V用の斜めケーブル

ケーブルの片側がDCプラグでもう一方がUSB Type-Cになっています。
PD対応を謳っており、18V~20Vで使用可能です。

IdeaPad S540のACアダプターには
「20V, 3.25A」と記載があるので、とりあえず20Vの電圧で出力できれば充電可能だろうと考えました。



このケーブルとモバイルバッテリーを組み合わせてみることにしました。
使用したモバイルバッテリーはRAVPowerのRP-PB201です。



容量20000mAh、PD対応60W、出力ポートはUSB Type-CとType-Aの2つということでこのバッテリーを選択しました。
(本当は65W以上のモバイルバッテリーにしたかったのですが、サイズが大きくなり過ぎて持ち運びに不便だと思ったので諦めました)

先ほどのケーブルのUSB側をバッテリーと接続し、DCプラグをノートPCに差し込みます。






無事充電されました。
モバイルバッテリーの最大出力が60Wなので若干電流が少なくなり、充電スピードが劣りますが問題無く使えそうです。

【本来】
65W = 20V × 3.25A

【今回】
60W = 20V × 3.00A

この方法の場合ノートPC側のUSBは使用しませんので、USBポートの有無を気にする必要はありません。

購入前にチェックすることは下記3点です。

①ノートPCの充電規格の確認
電圧(V)と電力(W)
DCプラグ付きケーブルを購入する際は、電圧が合ったものを選択しましょう。

②DCプラグサイズの確認
DCプラグは色々な種類があり、PCの機種によって異なります。
メーカーホームページを確認してサイズの合ったものを購入しましょう。
(ちなみにIdeaPad S540は4.0 × 1.7mmのタイプでした)



③モバイルバッテリーの出力
まずPD対応であることが必須です。
かつ出力値がノートPCの要求以上ないしは近いものを選択しましょう。

「最大●●W」という表示をみかけますが、全部の出力ポートの合計を書いているだけの場合があります。
必ず1ポートで最大Wが出力されるバッテリーを選んで下さい。

6. さいごに


私の紹介した組み合わせ以外で動作確認が取れた方、
コメントで報告頂けると他の方の参考になるかもしれません。

テンプレート

【ノートPC】
IdeaPad S540

【ACアダプタ記載】
20V, 3.25A (=65W)

【ケーブル】
18~20V, 4.0×1.7mm

【モバイルバッテリー】
RAVPower, RP-PB201

では、快適なノートPCライフを!